カルナバワックスを手作りしちゃおう!!
カルナバ蝋とココナッツオイルだけで家具や柱、パイプ、楽器などに塗ることができるカルナバワックスが作れます。
では、その作り方をどうぞ~!!
【ハンドメイド】カルナバワックスの作り方
これがカルナバ蝋1号。
フレーク状で価格は500gで3,500円くらい。
amazonで買いました。

使いきれなくて困ったよw
ココナッツオイルは「エクストラバージン」なんて高ものではなくてもいいです。
価格の安いものを選んでください。
カルナバ蝋とココナッツオイルの比率
この比率を間違えるとガチガチのカルナバワックスができてしまうので注意してください。
基本の比率は・・
・カルナバ蝋1
・ココナッツオイル2.5~3.0
この比率は3~4月頃に蝋を指先で触って体温でうっすら溶ける比率です。
もうちょっと硬めにしたい場合はココナッツオイルを少なめにします。

ココナッツオイルは3.0以上入れない方がいいよ。ベチョベチョになっちゃうから。冬は少し温めて使おうね!!
ココナッツオイルを湯煎する
※画像を取り忘れていました。詳しくは動画で。
鍋や底の浅いフライパンなどでお湯を沸かしましょう。
お湯が沸いたら、その湯の中に「カルナバ蝋とココナッツオイルを溶かすための器(耐熱)」を入れてください。
最初にココナッツオイルを湯煎で溶かします。
カルナバ蝋を溶かす
ココナッツオイルが溶けたら(すぐ溶けます)、カルナバ蝋を追加します。
この画像のカルナバ蝋は小さじすり切り1杯で、約5gになります。
ココナッツオイルは3.0(3倍)入れる場合は15gになる計算です。
はじめてカルナバワックスを作る場合はこのくらいの量で試作しましょう。
カルナバ蝋は融点が85度前後で高くなかなか溶けないので、溶けるまで割り箸などでかき回しながら溶かしていきます。
完全に溶けたのを確認したら湯煎から上げ、自然冷却します。
ここでカルナバ蝋とココナッツオイルの分離を防ぐポイントですが、
自然冷却の初めの頃はまだ液体の状態で、この状態のときに割り箸などでよくかき混ぜてください。

勢いよくかき回しちゃダメだよ!ゆっくりとかき混ぜるんだよ。
蝋が固まり始めると透明で器の底が見えていたのが、だんだん色が付いて底が見えなくなりはじめます。
そうなったらかき混ぜるのを止めて、完全に固まるまで自然冷却で放置しておきます。
カルナバワックスの完成
こちらが完成品です。
硬さの目安は(季節にもよりますが)、
指でカルナバワックスに触れて体温で溶けるかどうかです。
いくら指で擦ってもツルツル滑るような状態では固すぎ!
その場合はもう一度湯煎してココナッツオイルを追加しましょう。

今回は紹介のために湯煎に使うカップは鉄製のものを使ったけど、湯煎の段階で耐熱のビンとかを使えばカルナバワックスを移し替えなくてすむよ。
湯煎の器から保管用の瓶などに移し替える場合、溶けたワックスが液体(熱い)の状態で移し替えます。そして色が変わるまで移し替えた瓶の中でかき回します。
実際にカルナバワックスを家具に塗ってみた
出来上がったカルナバワックスを机に塗ってみました。
ワックスの乳化剤で入れたココナッツオイルは、不乾性油(乾かないオイル)ですが、塗るものが木の場合は木が吸収してくれるのでいつまでもベタベタして困る!?ということがありません。
もう、ツヤピカリンです。
カルナバワックスの塗り方とふき取り方
カルナバワックスはウェスやスポンジで塗り込みましょう。
ココナッツオイルが入っているので最初のうちはベタベタするように感じますが、艶を出すように何回も噴き上げていればベタベタしなくなります。
噴き上げようのウェスやタオルは、拭き取り用と磨き上げ用と2~3枚用意しておいた方がいいですよ。
小さな子供にもカルナバワックスは安心なの?
今回カルナバワックス作成で使ったものは「カルナバ」「ココナッツオイル」だけです。
カルナバ蝋はリンゴの艶出しなどにも使われていて安心。
ココナッツオイルは言わずもがなで、食用に使われているので安心。
乳児や小さな子供さんは机などペロペロ舐めることがありますが、カルナバ蝋もココナッツオイルも天然成分なので心配ありませんよ。
手作りカルナバワックスは車には塗れないの?
手作りしたカルナバワックスを車にも塗りたい!
もちろん塗ることはできます。
ですが・・・
乳化剤としてココナッツオイルを使っているため乾きがわるい!
ココナッツオイルは天然油の中でも「不乾性油」で、なかなか乾かない成分なのです。
なので車に手作りカルナバワックスを塗る場合は次のようにしてください。
上記のようにすればココナッツオイルが落ちてカルナバ蝋が定着します。
下の画像は今後販売を予定している「秘密の自作ワックス(w)」で施工した時の私の車です。
・カルナバ蝋1号
・秘密の天然艶出し成分
・ホホバオイル
・乾性油
上記を使って手作りした最高のワックスです。
ただ「秘密の天然艶出し成分」が希少で入手が困難(価格も高い)なので、希望者だけに販売しようと思っています。
では、手作りカルナバワックスを自作してみてください。
手作りカルナバワックスの作り方動画
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