DIYで車磨きをする場合、
気になるのが何回まで磨けるのかの限界値ですよね?
このページでは、国産車と外車のクリア塗装の厚さ、DIYで車磨きをする場合の限界回数、その他車磨き(DIYポリッシング)の注意点などをまとめてみました。
国産車と外車でクリア塗装の厚みは違う
DIY車磨きを次の画像を使って説明します。
車の塗装は大きく分けて次の3つに分かれています。
車種によりますが、概ねクリア塗装の厚みは、国産車(一般車:軽自動車含む)で
50ミクロンほど。
外車やレクサスなどの高級車のクリア塗装の厚みは,
100ミクロンほどといわれています。

・1ミリが1,000ミクロンだよ!外車や高級車でもクリア塗装の厚みは1ミリの10分の1しかないんだよ。
なので、膜厚計などがない私たちがDIYで車を磨くときには、
「自分の車はあとどれくらい磨いてもいいのか?」
ということをよく把握しておく必要があります。
国産車(一般大衆車)は何回車磨きができるのか?
国産車も外車(高級車)も、塗装のクリア層がなくなってしまえばキレイな艶や輝きを出すことは不可能です。
国産車の場合クリア塗装の厚みが概ね50ミクロンとした場合、車の艶と輝きの維持を考えるとして、
ちなみにハード研磨とは、磨くスポンジ+粗目、細目、超微粒子コンパウンドを使った車磨きのことで、1回のポリッシングで約10ミクロンほどクリア塗装を削ります。
※ボディーのキズの状態により10ミクロンを超える場合もある。
では外車(高級車)の場合はどうでしょうか?
外車は概ね100ミクロンほどクリア層があります。もちろん車種により異なります。
外車の場合は単純に考えて、クリア塗装は国産車の倍近い厚みがあります。
なので外車の車磨き限界回数は、
このくらいはできそうです。
ですが、各車にできるボディーのキズの形状や深さはまちまちで、またしばらくお手入れをしていなかった車には、キズ以外にウオータースポットやデポジット(雨シミ)などができてしまいます。
そうするとこれを除去するために強いポリッシングをしなければならない時があります。
ですから、車磨きは一概に1回何ミクロン削ればOKというようなものではないのです。
では次に、キズの状態による車磨きの回数の限界をみていきましょう。

ボディーのキズの深さによる車磨きの考え方
さて、車磨きの限界回数は概ね理解していただけた思います。
ここではDIY車磨きで初心者の方がやりがちな磨き過ぎにつてみていこうと思います。
深く大きなキズをなんとか消したい!
気持ちはよくわかりますが、クリア塗装の削りすぎは車の艶と輝きを失うことになるので注意してください。
深いキズの場合はどこまで磨くのか?
次の画像のaとeをご覧ください。
まずeですが、このキズは塗装下地まで届いており、この状態ではどんなに磨いてもキズを消すことはできません。
そのままキズを消すために磨きを続けると、キズのない他の部分にもダメージを与えてしまいます。
もう車の色と違う色(下地の色)が見えた場合は、その部分を再塗装するしかありません。
次にaですが、クリア塗装に付いたキズがカラー塗装にまだ届いていません。
しかし、DIYで初心者が車磨きをする場合、実際にはあと10ミクロンでカラー塗装部分に到達してしまうのですが、プロと違い膜厚計などを使用して膜厚を把握しながら作業しない限り、それ以上進めるのは大変危険です。
aのような場合は、車磨きよりはシリコン系の素材が入ったワックスやコーティングで傷を目立たなくさせるほうが得策です。
初心者(車磨きの素人)が車を磨いていい限界値は?
DIY車磨きで初心者が磨ける限界値は、cとdまでだと思います。
cの場合は、ハード研磨、ソフト研磨をすることである程度キズを消すことができます。
ただ、完全に消すには20ミクロンほどクリア塗装を削る必要があるため削りすぎない判断が必要です。
dのキズですが、これがほとんどの方が遭遇するキズです。
その多くは1~3ミクロンの浅いキズなので、初心者の方がDIYで車を磨く場合にもソフト研磨で十分消すことが可能です。
くれぐれも深く削りすぎないようキズの状態を見て「この辺りにしておくか~」という判断も重要です。
DIYで車を磨く場合は専用に機械を使ったほうが手で磨くよりも10倍は楽です。
こちらで車磨き専用のポリッシャーについて詳しく説明していますので参考にしてください。
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